京都府産の若サワラ加工の取り組み

京都府産の若サワラを地元の酵母の力を借りて1匹丸ごとプロデュースしました!!!


京都府産「若サワラ」の加工について

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ここでいう若サワラとはサワラの幼魚ヤナギ(約40CM)やサゴシ(60cmまで)のことです。京都府では、年にもよりますが、サワラ類の中で、若サワラの漁獲量が約8割前後を占めています。地元では、新鮮な魚を安定して入手することができるため、若サワラを加工利用し地域特産品づくりに取り組んでいます。

これまで4回漁獲高日本一

日本海では2000年(平成12年)頃より漁獲高が急増し2006年(平成18年)以降に計4回日本一となりました。現在も京都府でのサワラ類の漁獲は好調で、漁獲金額(平成27年度実績)ではNo1の魚です。地元では昔から食べ慣れた魚の方が人気が高く、サワラの漁獲量が急増したものの、すぐには受け入れられずに今日にいたった魚でもあります。


地元の利点を活かした加工

京都府ではサワラ類のほとんどは、漁港から10分程度の近海の定置網で漁獲され、漁港へ早朝に水揚げされます。サバ科に属するサワラは、水分が多く身割れしやすい魚ですが、地元では高鮮度で品質の良い魚が入手できるため、加工処理を迅速に行い、新鮮で美味しい加工品づくりに努めてまいります。

栄養価が高い魚です!!

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若サワラは味にクセがなく、動脈硬化を予防するDHA量、血圧を下げる働きのカリウムが多いので、生活習慣病の予防効果が高いです。


地元の酵母を使って加工しています。

京丹後市は健康長寿の町とも知られ、昔からお酒や味噌、醤油・醸造メーカーが多く、発行食文化の高い技術がある地域です。本製品にはいずれもこの発酵技術を活かし、その特性でより旨味を引き出し、味にふくらみを持たせています。



もったいない精神で骨の部位まで利用しています。

サワラは内臓が小さく、廃棄率は3枚おろしの場合は約30%と他魚に比べて効率のよい魚です。身は、焼きサワラ寿司やフィーレ、おぼろにしてばらずしと多種にわたって利用できます。細長い骨の身は取り出しやすく油で焼き高温で調理することで、骨から出る旨味で美味しく食べられます。このように1匹のサワラを無駄なく美味しく食べられる若サワラ加工に取り組み下記の商品を開発しました。


4つの新商品ができサワラ活用の基盤ができました!!

サワラおぼろばらずし


鯖のおぼろを使った郷土食の丹後ばらずしに対して、サワラおぼろと地のり・わかめを使ってやさしい味のばらずしに仕上げました。

焼きサワラ寿司


酵母の旨味を引き出し、特製の味噌ダレで仕込み、じっくり焼き上げ押し寿司にしました。酸味の効いた醤油麹のタレえどうそ。

焼きサワラフィーレ


ほのかに香る特製味噌が食欲をそそります。ご飯のお供に、お酒の肴にピッタリ!お好みの厚さにスライスしてお召し上がり下さい。

ええとこのボンボン


きれいな海(ええとこ)で穫れたサワラの骨(ボン)まわりの栄養満点なところ(ええとこ)を、竜田焼きにしました。おやつおつまみにどうぞ!

サワラの取り組み実績

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2015年

◆10月24日 京丹後市商工祭

来場記念で先着125名様のふるまいに採用され、整理券を配布するほど並んでいただきました

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◆11月1日 宮津市グルメ合戦に参加

丹後ばらずしとの抱き合わせで2時間で300個完売しました

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◆11月21日 丹後王国「食のみやこ」月例祭

網野高校企画経営科の経営実践クラブの生徒さんと一緒に販売しました。

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◆12月20日 丹後王国「食のみやこ」月例祭

「焼きサワラ寿司」が初登場で予定数量を完売しました。

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2016年

◆1月16日、17日の2日間 藤布の里

京都工芸繊維大学の商品マーケティング調査事業で、商品の販売しながらアンケートをとっていただきました

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◆1月17日 丹後王国「食のみやこ」月例祭

鍋フェアの時に販売し完売しました。

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◆3月8日 京都地域力ビジネス応援カフェ

山田知事から「丹後ばらずしは缶詰だが、サワラは地元で収穫された食材を使用しているところがいい」とコメント。「丹サワラ寿司」というネーミングの提案もいただきました。

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◆3月15日 関係者の方々に試食

サワラ商品のラインナップが出揃ったので、京都府水産事務所職員、漁業関係者の方々に試食をしていただきました。

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